倖田來未(26)が3日、当地の国立台湾大学総合体育館で、単独では初の海外ライブを開き、約5000人のファンを前に、ヒット曲「キューティーハニー」など全21曲を披露した。8年前に「台湾の福山雅治」と呼ばれる人気俳優&歌手の羅志祥(ショウ・ルオ=30)と日本で出会って以来、夢に描いていた台湾公演が実現し、アンコールでは感極まって号泣。12月6日にデビュー10周年を迎えるにあたり「こんなすばらしいプレゼントがあって、より一層頑張らなければならないと思いました」と決意を新たにした。
「すごく長い、そして短く感じた1日でした。夢をかなえるって、こういうことなのかなって。みなさんと会うことができて幸せ者だと思っております」。必死で涙をこらえていた倖田の目から涙がこぼれた。夢にまで見た台湾公演。そのきっかけを作ったのは、祥との出会いだった。
倖田がまだ無名だった8年前、日本に半年間滞在していた祥が司会を務めるCS放送の番組にゲスト出演した。祥は、1996年に「四大天王」というグループからデビューした身長180センチのイケメンで、日本語が堪能。歌手も俳優もこなすことから「台湾の福山雅治」のニックネームで人気を博していた。そんな中、自分を一人の女性として見てくれた祥の姿に感銘し、倖田は「音楽は国境を越えられる。人を愛することがすごく大事だ」と感じ、台湾でライブを実現させたいと思うようになったという。
2人は、2006年12月に倖田のアルバム「Black Cherry」に付属するDVDに収録された楽曲「Twinkle」で初コラボレーション。この日のステージでも、祥をスペシャルゲストに迎え、ピンクの相合い傘で腕を組みながら同曲の英語バージョンをファンの前で初デュエット。さらに、倖田は恩返しとばかりに、祥が現在台湾で持つレギュラー番組への出演を指切りげんまんで約束したのだった。
「8年間かかりましたけど、みんなの近くで顔が見られて、一つの夢が実現しました。つらい壁があるからこそ、壁が高ければ高いほど、越えたときの感動は大きいと思います。だからみんなもあきらめないで前に進んでください」。客席に向かってこう呼びかけながら、倖田は再び涙を流した。
12月6日には、いよいよデビュー10周年イヤーに突入する。今回のライブの大成功をステップにして、今後はアジアの歌姫として大きな翼を広げそうだ。
◆悩殺衣装!性感組長
強い台風17号が台湾に接近する中、“性感組長”がファンの期待に応えて台湾に初上陸した。日本のファンクラブの名前が「倖田組」であることから、倖田は台湾のファンの間では「組長」の愛称で親しまれている。また、倖田の代名詞でもある「エロかっこいい」は、中国語で「セクシー」を意味する「性感(シンガン)」。“組長”はこの日も白いミニスカ風のボディコンや、胸の谷間を強調したキラキラのマーメードドレス、純白のドレスなど全9種類の衣装でファンを悩殺した。
◆台湾名物の洗礼 空港大パニック
倖田が台湾の桃園国際空港に到着した1日、熱狂的なファン約150人が到着ロビーに殺到。倖田が姿を現すと、悲鳴のような大歓声とともに、警備員や取材陣、ファンが入り交じって一時パニック状態になるという台湾名物の“洗礼”を受けた。
2日付の現地新聞「アップルデイリー」は、娯楽セクションのトップで報道。「こんなに多くのファンに歓迎されるとは思っていなかったためか、倖田が感極まって涙を流した」と伝えた。が、所属事務所関係者は「うれしかったのは間違いないでしょうが、カメラのフラッシュがまぶしかっただけなのでは」と話している。