倖田來未“1曲2変化”10周年イヤー挑戦

 デビュー10周年イヤーに突入した歌手、倖田來未(27)が、メロディーが同じながら、音程と歌詞を変えた「Inside fishbowl」「Outside fishbowl」を発表することが25日、分かった。7月7日発売のニューシングル「Gossip Candy」に収録される。声の音域の広さと表現力を、いかんなく発揮した作品に仕上がっており、ボーカリスト・倖田來未をアピールする。
 同じメロディー&アレンジで音程と歌詞を変えた2曲を同時発表-。歌姫・倖田がデビュー10周年という節目に、新たな試みにチャレンジした。
 きっかけは、倖田の一言からだった。当初1曲として制作する予定だったが、声を入れる前のキー合わせを行っている際に、倖田が「低いキーと高いキーのものを歌ってみたらどうだろう?」とひらめきを口にした。
 すぐに仮レコーディングを行ったところ、メロディーが同じながら、音程を変えただけでまったく違う印象になったばかりか、同じ歌手とは思えない曲になったことにスタッフがビックリ。倖田も「まったく違う世界観を表現できるなら、アレンジは同じままで、歌詞をそれぞれ書いて作ろう!」と提案し、2曲制作することが決まった。
 できあがったのが「Inside fishbowl」と、「Outside fishbowl」だ。「Inside fishbowl」は通常より音程を4音上げ、女性の明るくかわいらしい部分を出したポップな感じに、「Outside fishbowl」は通常のキーで、激しく強い部分を前面に押し出した。音程の4音差は、男女の声の高さの違いに相当するとされる。
 自ら書き下ろした歌詞も女性の人生観を対称的に描いた。自身の状況を金魚鉢(Fishbowl)にたとえ、「Inside fishbowl」は、現状の生活の中で幸せいっぱいに自由に暮らす女の子の気持ちを、「Outside fishbowl」は、現状の退屈な暮らしにうんざりして抜け出してやるという強い思いを表現。さらに、メロディーの選考からジャケット制作までをセルフプロデュースした。
 倖田は「10年目を迎えるにあたって考えているのが、ボーカリストとして挑戦し続けていきたいということ。2曲は歌い方もまったく違うし、キーが4音も違うのでレコーディングもライブも大変ですが、キーや歌い方が違うだけで、こんなにも音楽って変わるんだ、ということを表現したかった」とコメント。
 圧倒的な歌唱力を持つ倖田が、「陽と陰」という対照的な女心を歌い分けた珠玉のロックナンバー2曲に注目だ。

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